ドケルバン病とは(腱鞘炎)
2025年02月1日
こんにちは。神戸市東灘区にある【 鍼灸整骨院KAI 御影院 】です!
今回はドケルバン病(ド・ケルバン病、ドゥケルバン病)についてお話していきます。
産後の方や、パソコン作業等のデスクワークが多い方は一度はお耳にされたことがある疾患名かもしれません。
ドケルバン病は「腱鞘炎」の中の一つで、腱鞘炎を起こす場所によって、このように名前が変わります。
ドケルバン病とはそもそも何か
母指(親指)を広げると手首(手関節)の母指側の部分に腱が張って
皮膚の下に2本の線が浮かび上がります。
この2本の線は、短母指伸筋腱と長母指外転筋と呼ばれ、ドケルバン病はこの2本の腱が伸筋支帯と呼ばれる、手首を締めるベルトのような役割をしたものとの間に起こる炎症のことを言います。
親指から小指まで、それぞれ1本ずつ腱鞘(腱を覆う鞘)が存在し、ドケルバン病は親指のところ(第一コンパートメント)に起こる腱鞘炎です。

症状としては、上記オレンジ色の〇の部分である
第一コンパートメントと、そこを通る腱との間に起こる炎症症状で
腱鞘の部分で腱の動きがスムーズに動かなくなり、手首の母指側が痛み、腫れてきます。
母指を広げたり、動かしたりすると、この場所に強い痛みが走ることが多いです。
短母指伸筋腱:主に母指の第二関節を伸ばす働きをする腱
長母指外転筋腱:主に母指を外側に広げる働きをする腱
母指の使い過ぎによる負荷が原因の為、産後の方は赤ちゃんを抱くときに手首をたくさん使うので炎症が起こり、事務作業が多い方は指を酷使するので、腱鞘のところで擦れあい炎症が起こります。
特に第一コンパートメント内では、上記の2種類の腱を分けて通過させている隔壁が存在し、これがあるために狭窄が生じて痛みが出ることが大多数です。
ドケルバン病の検査
母指(親指)を握りこみ、手首(手関節)を小指側に曲げると、痛みがいっそう強くなることで痛みの有無を検査します。
➡フィンケルシュタインテスト

治療法
当院の治療は、鍼灸治療、ハイボルテージ治療、体外衝撃波治療、手技療法、独自の整体施術、超音波治療等を用いて、患者様個々の症状に合わせて症状緩和を目指します。
症状改善にお悩みや、他の治療院に通われている方々で、この症状にお悩みの場合は是非一度、ご相談だけでもお問い合わせください!



